KORG SP-280の徹底解説、比較

KORG SP-280

コルグの電子ピアノ上位モデル。
レッスンよりもコンサート、ライブでの使用が想定された機種です。
2013年2月16日発売。


主な特徴

  • 強弱表現:段階的に音色が変化
  • 鍵盤:1レベルセンサー
  • ペダル:段階的に音色が変化
  • 音色数:30
  • 曲再生:ピアノ音のみ
  • その他機能:ー
  • 付属品:ペダル、スタンド、ヘッドフォン(椅子は基本的に付属しません)
  • 「なるべくリーズナブルに」、「キーボードと電子ピアノどちらにしようか迷っている」という方に最適なモデルです。

    長く使える、生ピアノで演奏する感覚や技術をしっかり学びたい、という方は、上位機種と比較してご検討ください。

    少し特殊な機種です。
    古めの機種でありながら、根強い人気により、継続的に生産されていた旧機種、SP-250のニーズを汲み取って開発された新機種です。

    特徴としては、

  • この価格で、ヘッドフォン端子と別にライン出力端子がある
  • スピーカーの出力が22x2Wと、クラス最大の音量
  • スタンドが付属するが、取り外しが容易
  • この価格帯で、このような要素を持つ電子ピアノが他になく、隙間需要のような感じで評価があります。
    具体的には、ライブなど外での演奏をしたり、外部スピーカーで鳴らしたい方は、この価格帯では選択肢は少ないでしょう。
    また、学校や施設など、持ち運びをする必要もありながら、基本的には据え置きで使う方にも便利です。

    注意点としては、SP-250で評判の良かった鍵盤ではなく、少し軽めのSP-170と同じ鍵盤を採用していることです。

    下位機種(SP-170)との違い

    SP-280はSP-170と比べると、

  • 音色の強弱表現が豊かに
  • スタンドが付属
  • ペダルを踏み込んだ際の音が段階的に変化
  • という違いになります。
    強弱表現、ペダルが良くなりますので、ピアノとして堅実な演奏感の向上が期待出来ます。

    上位機種(LP-350)との違い

    LP-350はSP-250と比べると、

  • 鍵盤がよりリアルなタッチに
  • スタンドが固定に
  • ペダルが3本に
  • という違いになります。
    鍵盤、ペダルが良くなりますので、ピアノとして堅実な演奏感の向上が期待出来ます。
    逆に、持ち運ぶ必要があれば、SP-280が良いでしょう。

    他メーカー同価格帯との違い

    YAMAHA P-105

    他メーカーと比較する際は、一番は音色と鍵盤のお好みを最優先するのが良いでしょう。
    SP-280と比較検討すべき機種は、ヤマハのP-105でしょう。どちらの機種もライン出力があり、軽量で、ライブキーボードとしての使用を想定できます。

    その上で機能を比較すると、

    SP-280の優位点

  • 音色を30種搭載
  • スピーカーの出力が大きい
  • 強弱表現が豊か
  • MIDI端子搭載
  • P-105の優位点

  • リズム機能内蔵
  • 重量が軽い
  • USB端子搭載
  • と、なります。純粋に音色の好みと用途で選ぶと良いでしょう。
    軽さ重視ならP-105、音色数重視ならSP-280がお勧めです。

    カラーバリエーション

    2色の基本ラインナップがあります。
    メーカーに在庫があれば、最短で5日後にはお手元に届きます。

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